お気に入りのケースやモバイルバッテリーを見つけるのって難しいですよね。「日々持ち歩くもの」だからこそこだわりを持って
選びたい。そんなみんなの思いを形にすべく「docomo select」と「BEAMS DESIGN」と3名のクリエイターが手を組み、アイテムを
制作しました! それぞれの個性の詰まったスペシャルなアイテムたちをとくとご覧あれ!
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モバイルバッテリー(10,000mAh)
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iPhone 14 ケース
produced by BEAMS DESIGN



吉澤 成友

「YOUR SONG IS GOOD」のギタリストとして活躍する傍らイラストレーターとしても才能を発揮。所属するカクバリズムのロゴマークを始めCDジャケット、雑誌、ファッションなど幅広い分野で作品を手掛けている。

独特なアイデアとシュールな絵柄を武器に線画やアクリル画、立体やアニメーション作品まで手掛けるイラストレーター。幅広いメディアへの作品提供をはじめ、アパレルブランドやミュージシャンのグッズなども手掛ける。

左から小合瀬さん(docomo)、小川さん(BEAMS)、吉澤さん
SESSION1は、版画という古典的な作風を用いてアートワークを担当してくれた吉澤成友さん、アートやカルチャーに精通し、商品企画・ディレクションを行う「BEAMS」の小川さん、そして「docomo」商品企画担当の小合瀬さんがトークセッション。吉澤さんを抜擢した理由や、吉澤さんのアートワークの手法、アイテムへのこだわりなど3名でじっくり語りました。“CONNECT”がコンセプトだったと話す吉澤さんのアートワークとはどのようなものなのか、注目です。
SESSION1は、版画という古典的な作風を用いてアートワークを担当してくれた吉澤成友さん、アートやカルチャーに精通し、商品企画・ディレクションを行う「BEAMS」の小川さん、そして「docomo」商品企画担当の小合瀬さんがトークセッション。吉澤さんを抜擢した理由や、吉澤さんのアートワークの手法、アイテムへのこだわりなど3名でじっくり語りました。“CONNECT”がコンセプトだったと話す吉澤さんのアートワークとはどのようなものなのか、注目です。
今回のアートのコンセプト、
どこから生まれたの?
“CONNECT”ってテーマ、
最高にいいと思いました!

小合瀬 弘樹 (docomo)
プロダクト部所属
商品企画担当。充電器、バッテリー、イヤホン等の製品企画業務に従事。

「人と人をつなぐ」をテーマに
アートワークを考えました!
小合瀬 :吉澤さんのアートワークはモノクロでシックということもあり、スタンダードで飽きのこないものを求められている「docomo select」の既存のお客さまにもハマるテイストだと思いました。ラフを拝見した段階であんしん感を覚えましたし、“CONNECT”というコンセプトまでしっかりとあって、とてもありがたいと思ったのですが、このコンセプトはどこから?
吉澤:ありがとうございます。やはり「docomo」さんとのコラボレーションということで、「人と人とをつなぐ」というテーマがいいと思いました。なので、最初は“CONNECT”という言葉をひたすらいじっていたのですが、その中で黒電話のカールコードが頭に浮かんできて。このコンセプトがいいのではないかと思ったんです。電話は人と人をつなぐものですし、それが進化して電波も人をつなぐものとなりました。それをなんとかアートワークに落とし込みました。
小合瀬 :バッテリーのアートワークは電池の回路記号ですよね。これも本当にすごいと思っていて。そのコンセプトに感動したんです。「docomo」としても“つながる”という言葉は会社の理念にも通じますし、バッテリー企画時は“あんしんあんぜん”の基準に沿い、回路設計もメーカと連携しながら進めていて、大切にしている部分だったので、ここまで考えていただいたことが、とてもうれしかったです。
小川 :今回3名のクリエイターをアサインしましたが、中でも吉澤さんの作風は大人っぽく、シックなテイスト。キャラクターものだと持つ人を選ぶかもしれないですけど、このアートワークは幾何学模様的なニュアンスもあって、幅広い世代にアプローチ出来そうですよね! コンセプトを知ると、カールコードということもあり、年齢層の高い方にもハマりそうです。

当初から頭にあった、
白黒のシックな構成
小合瀬 :そうなんです! 「この模様なんだろう?」、「かわいいな、カッコいいな」という理由で手にとっていただけるのではないかと思います。そしてコンセプトについてはこの対談を読んでいただくとご理解いただけるという。すごくいいですよね!
吉澤 :本当ですか?! それはうれしいです。私自身、ロゴの制作やCDジャケットの制作はやったことがありましたが、こういったケースやバッテリーにコラボレーションをするのは初めての体験だったので、形になってめちゃくちゃうれしいです。お話をいただいた段階で白黒で構成したいということも頭にあり、すぐにやらせてくださいとお返事したんですよね。
小川 :そうですね。もともと吉澤さんとは『TOKYO CULTUART by BEAMS※』で展示をしていただいたりとお世話になっていましたが、今回もすぐ快諾いただいて。こういう形でご一緒できてうれしいです。
吉澤 :いやあ、普段はケースなどには頓着しないタイプなんですけど、これを機に自分の作品が載ったアイテムを使いたくなりました。

コンセプトまでしっかりしていて驚きました。ラフを見た瞬間から、吉澤さんのアートワークなら大丈夫と確信しました。

大好きなアーティストであり何度もご一緒させていただいている吉澤さん。今回も大人っぽいシックなアートワークを提案してくれました。
※現在は『ビームスジャパン』5Fに移転
独特な手法はいつ頃から?
「切り絵」「版画」。なんだか
クラシックなスタイルだ!


最初は切り絵にハマりました
小合瀬 :撮影中も少しお話させていただいたのですが、吉澤さんは版画のような手法で制作をされているんですよね。これは一体いつ頃から始められたんですか?
吉澤:高校生くらいのときですかね? メキシコの切り絵、例えば骸骨などをモチーフにしたものにハマって。最初は切り絵からスタートしたのですが、当初からこの完成した絵が版として使えることも理解はしていて。じゃあ、これの絵を刷ってみようと思ったのが最初です。
小川 :確かに切り絵ってステンシルを作っているような感じですもんね?
吉澤:そうですね。この手法ってカッパ版や染物の型作りとかに似ていて、昔からある手法なんです。そういったところにも魅力を感じていて、ずっと続けている部分もありますね。


大事にしているのは
“あんしんあんぜん”な製品づくり
小川 : 今回のコラボでいいなと思ったのは、iPhoneのケースだけでなく、バッテリーもあること。バッテリーなら持っている機種問わず使えるし買いたいと思ったんです。「docomo」さんは普段こういったプロダクトをつくるとき、どんなところに気を遣われているんですか?
小合瀬 :いちばんは“あんしんあんぜん”というところです。実際に使われるお客さまが怪我をされたり、使用していて何か不都合があってはいけませんよね。
小川 : なるほど。確かに身近に使うアイテムだからこそ、“あんしんあんぜん”に使えるというのはすごく大事なことですよね。
小合瀬 :そうなんです! 例えば、モバイルバッテリーの話でいえば、バッグに入れていたらバッテリーから煙が出たというニュースをよく目にしたりしませんか? バッテリーが高熱になってしまい本体から煙が出てしまうことがあるのですが、そういった事態が起きないように「docomo select」では最善の注意を払いながら製品づくりを行っています。

“あんしんあんぜん”でお客さまが使うことを細部まで配慮されているモノづくりに感動しました。これを機に「docomo select」のアイテムを使いたいと思いました。

自分の触れたことのないアートのお話。我々のモノづくりと共通する部分もあり、同じく試行錯誤して生み出されたものだと感じ、とてもうれしく思います。
インスピレーションの
源は?
一目で吉澤さんと分かるアートワーク。普段はどんな思いでコンセプトを考えているのだろう。


音とアートがリンクして
作品が生まれる
小合瀬 :普段、制作するときはどういったところからアイデアを引っ張ってくるんですか?
吉澤:音楽をやっているので発想は音楽から来ることが多いかもしれません。逆に曲を作るときは制作プロセスから来ている気もするんですよね。例えば、“SYNCOPETED BLOCK PRINT”って曲があるんですけど、これはインドのブロックプリントから着想を得たものですし、“KERNING MAN”という曲もカーニングから着想を得ているし、音とアートがリンクしている感覚がありますね。
小合瀬 :すごいですね! そういったところから作品が生まれていくんですね。
小川:ちなみに僕はこの2曲が入ったアルバムを2021年一番聴いていました(笑)。


音楽活動でも使いたいと思います
小川:今回のケースとバッテリーの出来は吉澤さん的にいかがですか?
吉澤 :途中経過は写真で確認していたのですが、実際見てみるとすごく良いですね。特にモバイルバッテリーは音楽活動でも使えそうだと思いました。実は、オンラインを用いて活動するバンドを最近組んだんです。
小合瀬 :おっ! それはピッタリじゃないですか。実はこのバッテリーはスマートフォン向けの高速充電に対応しており、スマートフォン以外の充電も複数台可能なんです。
吉澤 :いやあ、良いですね。最近はスマートフォンだけじゃなく、ワイヤレスイヤホンなども充電する端末がたくさんありますよね。私はそういうものに疎いので、これを機に使ってみたいと思います。
小合瀬 :ありがとうございます! ちなみに持ち運びしやすいサイズ感にもこだわり、スマートフォンのサイズ比率に合わせて設計しているので、重ねて持ったり使ったりがしやすくるようなカタチにしています。



吉澤さんの中で音とアートがリンクしているお話はとても貴重なのではないでしょうか。モバイルバッテリーの実用性の高さには脱帽です。

ZOOMを用いてライブ活動をしているので、急速充電は、かなりありがたいです。充電コードも付属されているようで、とても助かります。




左から小川さん(BEAMS)、齋藤さん(docomo)、HONGAMAさん
SESSION2は、アートワークを担当したクリエイターのHONGAMAさん、「BEAMS」の小川さん、そして「docomo」商品企画担当の齋藤さんがトーク。アートワークについてのことはもちろん、HONGAMAさんに対する印象やアイテムのこだわりについてなど3名でじっくり語りました。「最初にラフを見たときに驚きました!」と話す齋藤さんですが、その仕上がりやいかに?!
SESSION2は、アートワークを担当したクリエイターのHONGAMAさん、「BEAMS」の小川さん、そして「docomo」商品企画担当の齋藤さんがトーク。アートワークについてのことはもちろん、HONGAMAさんに対する印象やアイテムのこだわりについてなど3名でじっくり語りました。「最初にラフを見たときに驚きました!」と話す齋藤さんですが、その仕上がりやいかに?!
普段どんな
アートワークを
制作してるの?
とにかくアートワークが
かわいい!

齋藤 伶美 (docomo)
プロダクト部所属
商品企画担当。主にスマホケースや画面保護フィルムの企画業務に従事。

小学生から変わらないテイスト。
ずっと絵を描くことが好きです!
HONGAMA :デザイン会社に2年くらい勤めた後、独立をしてイラストレーターのお仕事を始めました。駆け出しの頃は本当に大変だったんですけど、その期間を乗り越えて今はイラストレーターになって5年くらい経ちました。
齋藤 :すごくかわいいイラストを描かれる方だなと思っているのですが、当初からこのテイストだったんですか?
HONGAMA :そうですね。実は小学生くらいからテイストは変わってない気がしていて…(笑)。幼少期からみんなは外で遊ぶのに私は教室で絵を描いてるという感じでずっと絵を描くことが好きでした。そこから成長しても専門学校に通ったり、美術大学に進学したりと絵を描くということにずっと関わりを持っていますね。
齋藤 :そうだったんですね。小川さんはなぜ、HONGAMAさんを起用しようと思われたんですか?

私はいたって
真面目な人間なんです(笑)
小川 :イラストレーターとして駆け出しのときから彼女のことは知っていて。単純に僕がHONGAMAさんの作品が好きだったんです。事あるごとにコラボレーション案件や「BEAMS」のアイテムの制作などをお願いしていたんですよね。初めての展示も『TOKYO CULTUART by BEAMS※』というお店でやっていただいたり、節目節目でご一緒することが多くて。今回の「docomo」さんとのコラボレーションも打ち合わせを重ねる中で、すぐHONGAMAさんがいいのではないかと思い、お声がけしました。
齋藤 :ずっとご一緒されている仲だったんですね。どんなところに惹かれたんですか?
小川 :こんな言い方は語弊があるかもしれないですけど、HONGAMAさんってすごく普通なんですよ! でも絵は本当にふざけてる(笑)。そのギャップがすごく面白くて。
HONGAMA :そうですよね。絵もこういうテイストですし、名前もHONGAMAって少し変わっているので、クライアントさんにもよく変人だと思われていることが多くて…(笑)。ただ私は、いたって真面目でつまらない人間ですよ(笑)。
小川 :真面目だからこそ一緒に仕事がしやすいというか、やりとりがすごくスムーズなんです。

やりとりをする中で個性的な方なのかなと思っていましたが、お会いしてみると真面目な方。すごく興味深い方だと思いました。

今回のコラボレーションの話を受けてすぐ頭に思い浮かんだHONGAMAさん。彼女らしいイラストが落とし込まれた素敵なアイテムだと思います。
※現在は『ビームスジャパン』5Fに移転
どんなアートワークを目指したの?
すごくシュールなアイデアだけどソースはどこから!?


ラフを見たとき、
すごくワクワクしました
齋藤 :正直、最初のラフを拝見したとき、驚いたというか。完成形はどのようになるのかすごくワクワクしたんです。「docomo select」をご利用するお客さまは30代~40代の方が多いのですが、「BEAMS」さんとHONGAMAさんのおかげで新たな世代にもアプローチできると思ったんです。
HONGAMA :ありがとうございます。ラフについては小川さんと最初にお仕事したときも驚かれましたね(笑)。実は私、こういう絵を描くときにはあまりラフを描かないで、バーっと描き出すことが多いんですよ。描きはじめて、良いものをセレクトしていくのでいつもラフ通りにならなくて。
小川 :でも僕はこのラフを見たとき、完成形が見えたんですよ!
齋藤 :すごい! 長年の付き合いがあってこそですね。ちなみに今回のアートワークはどんなところにポイントを置いたんですか?


ポイントは「カタカナ」です
HONGAMA : 今回のポイントはカタカナですね。外国の方が書く崩れた日本語が大好きで。それを日々研究しているんですけど(笑)。最近は日本語が海外でも流行っているので、それを真似て描いたというか。外国の方って小さい“オ”とか“ツ”を書くのが苦手みたいなんです。
齋藤 :研究されているんですか?! 確かに「スマートフオン」ですもんね。それも可愛いポイントですよね。このモチーフにした理由はありますか?
HONGAMA :いつも描き溜めている落書きみたいなものがあるんですけど、その中から選んだりしていて、あとは好きなように描いていって。自分が好きなもの、自分が使いたいものを描いていく感じ。感覚で描いていることが多いですね。
齋藤 : では、特にケースだからバッテリーだからということは考えずだったんですね。想像していた以上のものが出来上がって私たちもすごくうれしいです!

ラフを見た瞬間のドキドキ感(笑)とワクワク感。仕上がりがどうなるか想像出来ない中、こういったアイテムが完成してうれしい。

ラフで驚かせてしまったようですが、かわいく仕上げていただいて、よかったです。早く私も使いたいです!
いつもはどんなアイテムを
求めているの?
おしゃれなクリエイターって
どんなスマホアクセを求めているんだろう。


モノづくりにおいて大切なこと
小川 :きっと「docomo」さんも“あんしんあんぜん”はもちろんのこと、ケースやバッテリーを企画する時、様々なことを考えて制作すると思うんですが、普段はどういうところにポイントを置かれているんですか?
齋藤 :ケースって安ければ安いほどいいと思われがちなんですが、せっかくショップに足を運んでくれるお客さまは、他店舗では買えないものを買いに来てくれているわけで。そこでどう満足感を感じていただけるのか、は常に試行錯誤しているんです。
HONGAMA :満足感ですか。私も今回はバランスを見ながら試行錯誤して完成させたアートワークなので、齋藤さんのお話はとても興味深いです。
齋藤 :やはりケースをつけてスマートフォン本来のデザインが損なわれてはいけないんですよね。妥協をすれば安く作れると思うのですが、それは絶対にやらない。端末の形をトレースすることで自ずと使いやすさにつながっていくんです。端末の開発コンセプトとデザインのコンセプトを細かく理解し、いつも製品づくりを行っています。


プロダクトへのこだわり
HONGAMA :私は普段は「使い捨てでいいや」と思って、1,000円くらいのリングが付いてるケースを使ってるんですよ。本当はイラストもののケースを使いたいなと思うんですけど、なかなかいいデザインのものがないし、結局実用性の高いものを選んでしまいます。でも今回、自分が欲しいテイストのものを完成させることができたんですが、ケースにもこだわりがあるんですか?
齋藤 :ケースに関しても経年変化でクリアなケースが黄ばんでしまったりすることがあると思うんですが、「docomo select」では黄変しにくい素材を厳選して使用しています。また、私たちの強みは発売前に実際の端末で事前検証ができることだと思っています。例えば、側面のボタンの押し具合を1つとっても、ボタンが押しにくくならないようにケース設計時に形状を工夫する等、ケースを装着したことで端末が使いにくくならない様な工夫をしています。
HONGAMA :それはすごいです。確かにボタンも押しやすいです。「docomo」さんの、そういったこだわりがあってこそ、今回の合作が完成したわけですね。私自身も渾身作ができたのでとてもうれしいです。
齋藤 :ちなみに「docomo select」のケースは全て金型にもこだわっていて。側面に一直線の線が入っているケースをよく目にすると思うんですが、そういった端末側には無い線がケースに出ない様に特殊な構成の金型を使用しています。もちろん制作費用は高くはなるんですが、そういった細部までこだわりたかった。HONGAMAさんのアートワーク、「BEAMS」さんの商品へのこだわりと共鳴するケースとして、今回の企画に相応しいケースだと思います!


「docomo select」が求めているものと、私たちが求めているもの。その両方が落とし込まれたアイテムが制作できたのではないでしょうか。

コンセプトを理解して製品作りをしているとのお話を聞いた後に改めて出来上がったものを手に取ると、持ち心地など細部まで工夫されていると分かります。




左から小川さん(BEAMS)、金安さん、阿久津さん(docomo)
SESSION3は、ポップなタッチで人物と犬のイラストを描いてくれたイラストレーター・金安 亮さん、「BEAMS」の小川さん、そして「docomo」のデザイナー阿久津さんの対談。今回の起用のきっかけを皮切りにデザインのこだわりについて、そして、普段使うガジェットについてなどなどたっぷりとお話を聞きました。金安さんのアートワークはどのようにして仕上がったのか。
SESSION3は、ポップなタッチで人物と犬のイラストを描いてくれたイラストレーター・金安 亮さん、「BEAMS」の小川さん、そして「docomo」のデザイナー阿久津さんの対談。今回の起用のきっかけを皮切りにデザインのこだわりについて、そして、普段使うガジェットについてなどなどたっぷりとお話を聞きました。金安さんのアートワークはどのようにして仕上がったのか。
どうしても金安さんと
ご一緒したかった!
金安さんのアートと、
「docomo select」のプロダクトの相性は
パーフェクト!

阿久津 智行 (docomo)
プロダクト部所属
デザイナー。主にオリジナル製品のプロダクトデザイン、各種ディレクション業務に従事。

「やらせてください」と二つ返事でOKを出しました
小川 :今回の企画を実現させるなら、3名それぞれに違う個性をお持ちの方がよかったんです。金安さんは「BEAMS」で多くのお仕事を手がけていますし、僕自身もご一緒してみたいと思っていたクリエイターさんで、「docomo」さんが求める幅広い層へのアプローチも可能な方だと思いお声がけしました。いただいた資料にも金安さんのイラストが添付されていましたよね?
阿久津 :そうなんです。実施するにあたって、多くのイラストを探している中、金安さんのイラストを見つけたんですよ。イラストを見た瞬間、我々の本来のターゲットであるベーシックなものを求めているお客さま、幅広い層に刺さるアートワークなのではないかと思ったんです。
金安 :そうだったんですね。それはうれしいです。正直スケジュールはタイトだったんですけど、引き受けたいお仕事でもあったので、すぐに「やらせてください」とご回答させていただきましたね。
小川 :タイトでしたよね…。そこは申し訳ありません。でもその中でもお受けいただいて、ご一緒できる機会を与えてくれた今回の企画にすごく感謝しています。

絵はどこでも描ける。
岡山在住の金安さん
阿久津 :今日は岡山からお越しになられたんですよね? お忙しいのにありがとうございます! ちなみに金安さんはいつ頃から絵のお仕事をされているんですか?
金安 :岡山が地元なんですよ。絵の仕事は21歳頃からですかね。最初はファッションのヴィジュアルなどを手掛ける制作会社に勤務しながらテキスタイルデザインを担当していました。そこから合間の時間で描いていたイラストをインスタグラムにアップするようになり、いただける仕事が増えてきたタイミングでフリーランスになりましたね。
阿久津 :そうだったんですね! 岡山の前は大阪にいらっしゃったと思うのですが、岡山に帰るキッカケはあったんですか?
金安 :リモートワークが増えたことがキッカケですね。フリーランスとしての目処が立ったタイミングで岡山に帰りました。

初対面でしたが、すごく話しやすい方だなと思いました。柔和な方だからこそ描ける絵のタッチなんだなと改めて思いました。

ずっとご一緒してみたかった金安さん。金安さんの描くイラストがすごく好みだったんです。いい機会をいただけて光栄です。
今回のアートワークは
どうやって生まれた?
人物と動物というかわいらしいアートワークはどのようなところから発現したの?


動物のイラストをタッチポイントに
幅広い層へ
金安 :小川さんから頂いたイメージの中に犬の写真が何枚かあって。僕は普段、動物をたくさん描くタイプではないんですけど(笑)、求められているのかなと思ったんです。プラス今回は「BEAMS」さんとのコラボですし、ファッションを絡め、人物と犬がお揃いの服を着ているというコンセプトに着地しました。
小川 :これは僕が犬のイラストに目がいってしまう性分もあるのかもしれないですけど、「docomo」さんが求めていた幅広い層へのアプローチというところで、動物をそのタッチポイントにしたらどうだろうと思ったんですよね。
阿久津 :我々のアイテムはベーシックなものが多く、柄もほとんどありません。無地のアイテムが多いので、正直なところ人と動物のアートワークがどのような感じになるのかと不安に思っていた部分もあったのですが、ラフを拝見した瞬間、その懸念はまったくなくなりました。「docomo select」の新たな側面を見出してくれるアートワークだと社内でも好評でした。
金安 :そうだったんですか?! いやあ、リアクションが分からない部分があり、不安ではあったんですけど…(笑)。そう言っていただけて、あんしんしました。


細部までこだわった加工技術
小川 :今回のケースは「docomo」と「BEAMS DESIGN」で相談を重ね、当初の想定から改善を何度も行いました。最初はバッテリーと揃えて全てソリッドなマット仕上げにする想定でしたが、よりアートワークを鮮明にできるよう、背面をグロスに変更しました。
阿久津 :そうですね。バッテリーとケースでは製造方法が大きく違うので、同じイラストを載せても見え方が変わってしまいます。特にケースは、マットにするとイラストの色味がぼやけて見えてしまうため、今回はイラストの再現性を優先し、より発色の良いグロス加工にしました。また、背面グロスのケースは今のトレンドでもあります。
金安 :そんなところまで考えられているんですね。確かにイラストの発色がすごくいいと思います。
阿久津 :そうなんです。今回のケースは高硬度フィルムを用いているので、グロス加工でもすぐ傷だらけになったりしません。また、側面もこだわっていて、同じ白でもより高質感が出るように、あえて半透明にしたうえでシボ加工を施しました。

自分のイラストの再現性まで考えていただいた加工。とても良い発色で再現していただけたのでとてもうれしいです。

細部までこだわって相談を重ねました。要望通り高質感のあるケースが完成したと思います。
普段はどんなプロダクトを
使っているの?
イラストレーターの金安さんは普段どんなケースやバッテリーを使っているのだろう。


ガジェット系には弱いんです。
阿久津 :金安さんは普段、どんなケースを使われてるんですか?
金安 :ケースは透明のものを使っています。今は地元のトンカツ屋さんのステッカーが入っているんですけど(笑)。実は僕、ガジェット系に弱いんですよ。
阿久津 :そうなんですね。では、モバイルバッテリーもあまり使われないんですか?
金安 :そうなんですよ。自宅作業が多いですし、新幹線での移動中も車内にはコンセントが付いているので、モバイルバッテリーもあまり使わないんです。

こだわり抜いたシボ加工
小川 :モバイルバッテリーには阿久津さんこだわりのシボ加工が施されていますね。これはどういった意図が?
阿久津 :シボ加工には耐傷対策と、見栄えを良くするという2つの目的がありまして、加工をしないとすぐ傷だらけになってしまうんですよ。何百という種類があるシボ番手の中から、機能性的観点や製品の雰囲気に合わせたものを今回は選びました。
金安 :なるほど、そういった理由があるんですね。自分はこのマットな仕上がりがすごくいいなと思いました。
阿久津 :ありがとうございます。グロスのままでも傷がつきにくくなる加工をすることはできるのですが、コストがかかります。「docomo select」のアクセサリーは、出来るだけ多くの方に手軽に使って頂きたいので、余分なコストはなるべくかけずに「最小単位」でデザインすることを心掛けています。今回はイラストの雰囲気と相まって、素敵な仕上がりになりましたね。



製品にマッチする加工を施しているということに驚きました。シボ加工を施すことで上質な仕上がりになっていると思います。

我々としては動物と人物という挑戦してこなかったモチーフ。仕上がりを見ると幅広い層に男女問わずハマるアートワークだと思います。



心を動かす、うれしいモノを。
「うれしい」につながるモノだけを。
私たちdocomo selectが掲げるメッセージです。
あんしんで便利なのはもちろん
我々がめざすのは、
携帯キャリアだからこそ提供できる確かな品質。
そんな、 docomo selectと、
スタンダードなモノにあたらしいアイデアを加えて、
毎日の生活をこころ豊かに彩る
デザインを創造するブランド
BEAMS DESIGNが出会いました。
共通するのは、心を動かすモノづくり。
お互いの強みをリスペクトしながら、
上質さとオリジナリティを追求した取り組みです。
確かなモノを求めるあなたにこそ見てほしい。
新しいdocomo selectの、はじまりです。
iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき
使用されています。
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